小野リサ| 厳選 おすすめテイク&映像のご紹介です

 

 

アーティスト 小野リサさんの本当の凄さ、
 ご紹介してまいります!

 

 

89年、アルバム「CATUPIRY / カトピリ」でデビュー以来、30作を超えるアルバムをリリース。ブラジル音楽、Jazzファン そして子供から大人まですっかりお馴染みの小野リサさんですが、今回は数ある作品の中でも特にお薦めの作品、映像をご紹介しましょう。ヴォーカリストとしてだけなく、コンポーザー、ギタリストとしての小野リサさん、ライトな中にも高い音楽性を秘めた作品、そんなところにスポットをあててみました。

 

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初めてのアルバム

 


1990年代初頭だったと思います。TVで、オーケストラをバックに真っ赤なロングドレスを纏い、ギター片手にスローボサを歌う女性、小野リサさんを始めて知りました。早速レコード屋に足を運び見つけたのがこのアルバム「Namaroda」。購入して暫くして会社の慰安旅行でグアム島を訪れた際、このアルバムを持参。果てしなく広がるエメラルド・グリーンの海を眺めながら何度も聴いていたのを今でも思い出します。ブラジル ミュージシャンと日本のジャズマンが一堂に会し、彼女をバックアップした初期の傑作。

Namaroda


歌は勿論の事、ギターの腕前、作曲センスといった小野リサさんの才能が如何なく発揮された貴重なアルバム。今は亡き手ハープの巨匠トゥーツ・シールマンス、ショーロ界からはギターの名手マウリシオ・カヒーリョを始め、福村博を筆頭とする日本のジャズマンをフューチャーした、上品かつハイクオリティなコラボが満載。どのテイクも素晴らしい出来栄えですが、私のお気にいりはシールマンスとのデユエットで綴る「こんなふうに・・」、彼女のオリジナルソングでカヒーリョのコードワークが光る「 愛の子守歌」、演奏家 小野リサの軽快なギターワークが光るルイス・ボンファの名曲「MENINA FLOR」。


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テイクは違いますがアルバム「Romance Latino Vol.2 」に収録されている小野リサさんの名曲「愛の子守歌」をご紹介します。こちらの出来栄えも最高です。

 


オープニング曲「MENINA FLOR」のギター演奏から多くの事を学びました。ブラジルで生まれ育った彼女ならではの本物のバチーダ、お楽しみください。

 


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ギタリスト 小野リサさんについてチョットだけ

 


凄腕のブラジル系女流ギタリストと聞かれ得れば、堪らわずホーザ・パッソス、ジョイス・モレーノ、アナ・カロリーナ、そして小野リサさんを挙げますね。彼女の演奏力について正当な評価をあまり聴いたことが無いので、ここでご紹介しましょう。百聞は一見にしかず、91年11月26日  銀座ソミド・ホールで行われたライブ映像ですが、圧巻は43:45過ぎに始まる高速サンバのラスト2曲。テンポ128の高速サンバですが、演奏もさることながら驚きはギターを弾きながらのメンバー紹介。以前トニーニョ・オルタ氏のライブでもこのパフォーマンスを見たことがありますが、よほどギターと体が一体化していなければ出来ない凄技です。最後に彼女のバチーダにチョットだけ触れますと、2拍目へ繋ぐ微妙なシンコペーションと親指が弾くベースのグルーブ感が実に素晴らしい。ギタリスト小野リサの勇姿、しかとご覧ください。

 

 

※曲名をご存じの方がいらっしゃいましたら是非、お知らせください。

 

 

ブラジルMPB史に残る大作 「ESSENCIA」

 


決して過言ではございません、コマーシャリズムを排除した芸術性の高い作品といえます。ストリング&オーケストラによる重厚なサウンドと,それとは対照的な小野リサさんのソフトな歌声が見事にマッチした秀逸の数々。耳を疑うようなトップ・アーティストが参画していますが、彼女と距離をおかない一体感が伝わってくる、大変ハートウォームなアルバムです。

Essencia


20世紀を代表する今は亡きテナー奏者マイケル・ブレッカー、ブラジルミナス音楽の重鎮トニーニョ・オルタ、日本を代表するトロンボーン奏者 村田陽一など多彩なゲストを迎え、バックをオーケストラが支えるといった大変豪華なアルバム。ナシメントの「トラベシア」、トニーニョ・オルタの「BEIJO PARTIDO」、「タイランドの午後」、「Wating For Angela」などミナス調の色彩に加え、彼女のオリジナル曲「ME LEVA」,「ESSENCIA」、日本語版「シ・ア・ワ・セ」を含む全12曲。全編ジャージーなアレンジを施した、彼女の作品の中で唯一の異色アルバム。


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アルバムのタイトル曲「Essencia」の日本語バージョン「シ・ア・ワ・セ」をご紹介しましょう。シンプルな曲想の中に小野リサさんの歌心がバッチリ込められた名曲中の名曲です。バックに流れる煌めくナイロンストリングは?そう、トニーニョ・オルタさん。シ・ア・ワ・セ感たっぷりのコラボをとくとお楽しみください。


 

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名曲のカバーの多さでは世界一

 


世界中の名曲にボサノヴァをブレンドし、その新鮮なサウンドを発信し続けてきたリサさんは正しくブラジル音楽の伝道師と言えます。知らない方もいらっしゃると思いますが、ユーミンの「あの日に帰りたい」、久保田早紀さんの名曲「異邦人」まで、とどまるところを知りません。そんな数あるアレンジの中からピカイチの作品をご紹介しましょう。まずはお聴きください、ジョン・デンバーの歌で大ヒットしたカントリ・ソング「Country Roads」。

 

 

 

TVのCMに登場した曲で、即買致しました。一聴して小野リサさんだと分かりましたがバックに流れる繊細なギターワーク、斬新なアレンジからドリ・カイミの仕業だなと確信。当たりでした! 原曲はジョン・デンバーの歌で大ヒットしたピュアなカントリーソングですが、ドリ・カイミのの魔法で感動のリメイク。リサさんの歌は勿論の事、コードチェンジの素晴らしさ、いかしたバックコーラスと言い、どれをとっても100点満点の出来栄えです。

 

Jambalaya


ご紹介した 「Country Roads」を含む全13曲。アメリカ発祥のジャズミュージック、伝統的なフォーク、カントリーソングを始め、ビートルズの「夢の人」、アイルランド民謡「ダニーボーイ」などお馴染みの名曲を集めた、爽やかなポップス全集。珍しくリサさん自らプロデュース、老若男女を問わずどなたも楽しめるオシャレ&キュートな作品でクリスマスやホームパーティーにもってこいでのアルバム。突然ドリ・カイミのアレンジが飛び出すなど、プロ好み方にもおすすめの逸品。


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最後に

 

 

残念にもお亡くなりましたが、私の大好きなジャズボーカリスト ジミースコット氏の晩年のライブは実に感動的でした。

 

アーティストに限らず皆等しく歳をとっていく訳ですが、年輪を重ね熟成した歌声は深い味わいと、感動を与えてくれます。

 

まだまだお若い小野リサさんですが、いつまでもお元気で素晴らしい歌声を聴かせて頂きたいとつくづく思うのであります。

 

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