特集 NO２

ホベルタ・サー (Roberta Sa )
2010年には来日を果たし、昨年15年には「DELIRIO」をリリース。少女時代から徐々に力をつけ、表現力、歌唱力共に円熟の域に達した本年３６歳を迎える　ホベルタ・サー。ジョアン・ボスコ、トリオ・マデイラ・ブラジルと共演する ショーロをご紹介します。彼女の透き通るようなピュアなヴォイスが印象的。
現在人気、実力共に急上昇のボーカリスト。

レイラ・ピニェイロ (Leila Pinheiro )
彼女のＤＶＤ「Mais Coisas Do BRASIL」からフラヴィオ・ベンチュリーニの傑作「Todo Azul do Mar 」をお贈りします。代表作「ISSO E BOSSA NOVA」の大ヒットで女性ボーカルの大御所に仲間入りしたレイラ。日本にもオスカー・カストロ・ネヴィスと訪れ、今もなお現役で活躍する彼女。他のページでもしつこくご紹介しましたが、私のお気に入りの映像です。

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マルジョリエ・エスチアーノ(MARJORIE ESTIANO)
少し毛色の違うアーティストをご紹介します。マルジョリエ・エスチアーノ 元はテレビドラマでデビューした女優さんです。2005年アルバム・デビューしてからは持ち前の美貌と飾らないストレートな唄いぶりでMPB界でも人気を集めてきました。大御所オアスカー・カストロ・ネヴィスの目に留まったのでしょうか? 超一流のバックに囲まれて多少緊張気味の「Wave」、お聴き下さい。

タイス・マセド (Thais Macedo )
2011年『O DENGO QUE A NEGA TEM』でアルバムデビューし、昨年 セカンドアルバム『Borogodo』を発表しています。まだまだ日本では馴染みではないようですが、ブラジルでは既にブレイク開始の雰囲気。アメリカ発のブラジリアン・フュージョンはお馴染みですが、そろそろ本場ブラジル発のサンバ・フュージョンが世界を席巻していくのでは？ そんな予感を感じさる ノリノリの”タイ人のマセド” お聴きください。

ナナ・カイミ (Nana Caymmi)
父にドリヴァル・カイミ、弟ドリ・カイミをもつドリヴァル一家の長女ナナ・カイミ。半世紀以上にわたり歌い続ける彼女はベッチ・カルバーニョと並ぶブラジルの母と呼ぶにふさわしい。７０を過ぎても感受性溢れるボーカルは今尚健在。エミリオ サンチアゴと心温まるデュエットをご紹介します。ヒカルド・シルヴェイラのきらりと光るギターも一聴もの。一瞬顔を見せるドラマーはパウロ・ブラガ。
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ジアナ・ヴィスカルヂ (GIANA VISCARDI )
歌唱力抜群のイタリア系パウリスタ。ボサノバ、サンバ、ジャズ　何でもありの彼女だが真骨頂はのアフロチックなバイーア・サウンド。２０１３年発されたアルバム「ORUM」のオープニングに収録されている「CALMA」を歌うデビュー当時の映像をご紹介します。ジアナ・ヴィスカルの抜群の歌唱力をお楽しみください New!

フローラ・プリム (Flora Purim)
チック・コリアが72年に発表した「Return To Forever 」で一躍ブレイク。決して技巧派ではないが持ち前のピュアでナチュラルな歌声、ファルセットが彼女の魅力です。1969年パリに於けるライブ演奏を捉えた映像。若き日のフローラのボーカルを聴くのは初めてですが、彼女がギターを弾くとは知リませんでした。共演者がまた凄い　ゲッツ、ディジョネット、そして目を疑ったのが若き日のミロスラフ・ビトウス。

タニア・マリア (Tania Maria)
強力なビートを引提げ、ファンキーなラテン・ジャズで世界を席巻してきた偉大なアーティスト。ボーカル、ピアノ、パーカッションまでこなす、とにかく音楽を演るの為にこの世に生を授かったタニア。やっと見つけました！私も見に行った 1990年山中湖で開催された「マウント富士 ジャズフェスティバル」のライブ映像。イントロから観客を巻き込む白熱のライブをお楽しみください。

パトリシア・タレム (PATRICIA TALEM)
個人的には大好きなジャズ系、実力派のボーカリスト パトリシア・タレム。既に３枚のアルバムを発表していますが、超お勧めは２作目の「OLHOS」。アメリカから"Yerrow jackets"のラッセッル フェランテ（Key)、ボブ・ミンツァー(Sax), 女性ボーカルのジェーン・モンハイト、ブラジルからは フラビオ・ベンチュリーニ など、豪華キャストを迎えた彼女の代表作。このアルバムからジェーン・モンハイトが参加したフラビオの名曲「Nascente」（ナセンテ）の映像をご紹介します。ブラジルとアメリカを代表するお二人の競演をお楽しみください。
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ファビアーナ・コッツァ (FABIANA COZZA)
2010年、渡辺貞夫のメインゲストとして来日し、日本のジャズファンにはお馴染みのファビアーナ・コッツァ。本国ブラジルでは最優秀サンバ歌手を受賞、サンパウロ出身とあってジャズにも精通する実力派。ギター特集(関連記事)でご紹介した　ギタリスト　チアゴ・デレガドのアルバム「VIAMUNDO」の収録曲 'Quantos Mais'のスタジオ ライブ映像をご紹介します。ご機嫌なサンバ・ジャズにのって、熱唱するファビアーナの歌声をお楽しみください。

ジョイス・カンヂード (Joyce Candido)
このページでは絶対に美人だけでは載せません、はい。自分の耳で何度も聴き返して最高のテイクを選んではお届けしてきました。しかし！ご紹介する歌姫'ジョイス・カンヂード 'は超がつく美人。なので・・・誤解を恐れ暫く温めていましたが・・何度聴いても素晴らしいので掲載を決意。この方の詳しい情報は手元に御座いませんが、何やら女優もこなすサンパウロ出身のサンビスタだそうです。他の音源もチェックしましたが、彼女のイメージとはほど遠い伝統的サンバやパゴーヂ。お待たせしました それではお聴きください、サウダージ溢れるオシャレな
パゴーヂ　サウンド！

パオラ・マトス (Paola Matos)
毎度ブラジル音楽には刺激されっぱなしで御座います。自由で新しい物好きなブラジリアンのボーダレス・サウンドを象徴する逸品。歌うはリオ出身のニューフェイス パオラ・マトス。爽やかなアコースティック サウンドに乗せて流れる旋律は、ジャズ、ブラジル民謡、カントリーを見事にブレンドした新感覚そのもの！　彼女のデビューアルバム「BRASILEIRICE」からオープニング曲'Como Fosse um Passarinho' 何度聴いても飽きる事のない不思議な世界をお楽しみください。

レナータ・ピジー (Renata Pizi)
またまた サンパウロからの大型新人の登場です。お国がらでしょうか?　サンバ、ボサノヴァ、ショーロ何でも来いのオールラウンド歌姫。今回ご紹介する映像は彼女のデビューアルバム「Feito Brasileiro」から 'Qual a Cor do Amor'。 正直この曲には驚きました。ポリシー関係なし、楽しければ問題なし！そんなブラジル音楽がやっぱり最高です。急上昇間違いなしのレナータ・ピジー！ お聴き下さい。

アンナ・セットン (Anna Setton)
リリカルなピアノのイントロで始まります。こんなに美しい
'O Cantador' 未だかつて聴いたことがありません。近年トッキーニョのアルバム「QUEM VIVER, VIRA」に参加し、少しずつ頭角を現してきたサンパウロ出身の歌手 アンナ・セットン。ビル・エヴァンスを想わせるエヴァルド・ソアレスの繊細なピアノも聴きどころ。1人でも多くの人に聴いてもらいたい・・・ そんな声が聞こえてきます。
無名の2人が一閃を放つ! ドリ・カイミの名曲 ご鑑賞下さい。

ノッサ・アルマ・カンタ (Nossa Alma Canta)
超おすすめイタリア系ボサノヴァ グループ 「ノッサ・アルマ・カンタ」をご紹介します。1960年代にタイムスリップしたようなピュアなボサノヴァに徹した、今時珍しいユニット。洗練されたジャージー＆上質なアレンジをバックに歌うローザ・ビットロ(Rosa Bittolo) のボーカルは文句なし！ もう１度ボサノヴァを見直してみたくなるようなご機嫌なユニットです。マルコス・ヴァーリの 'Samba de Verao' の映像も公開されていますが、是非こちらも併せてお楽しみください。最高ですよ。